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ヘマグルチニン

ヘマグルチニンは、ウィルス表面に生えている2種類のポリペプチド鎖からなるタンパク質。ヒトの細胞表面の糖鎖を特異的に認識・結合し、ヒトの細胞膜とウィルス表面を近づけて感染を開始する。

感染のプロセス

  1. ヘマグルチニンの先端にある三箇所の糖鎖結合サイトが細胞表面のタンパク質と結合する。
  2. その後、ウィルス全体が細胞のエンドソーム内に運ばれる。(普通はエンドソーム内で消化される)
  3. エンドソームの酸性環境によってヘマグルチニンがアンフォールド(構造変化)する
  4. ヘマグルチニンはまったく別の構造に再フォールドし、細胞表面とウィルスが近接する。
    このとき、細胞膜内に強く結合する部位 (fusion peptide) によって、ヘマグルチニンがより強固に細胞に結合する。
  5. 近接した細胞膜とウィルスの脂質膜が融合し、細胞にウィルスRNAが流れ込む。

RCSB PDBサイトの「ヘマグルチニン」の2ページ目参照

PDB

PDB image
1RUZ - Viral Protein
1918 H1 Hemagglutinin
リガンド:NAG|NDG
PDB image
1RD8 - Viral Protein
Crystal Sructure Of The 1918 Human H1 Hemagglutinin Precursor (Ha0)
リガンド:BMA|MAN|NAG|NDG|PO4

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