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TAEバッファーとTBEバッファーの比較

TAEバッファーとTBEバッファーには以下のような違いがある。一般的に、アガロースゲル電気泳動には1xTAEまたは0.5x TAEポリアクリルアミドゲル(PAGE)には1xTBEが使用される。

核酸の回収率

TBEはゲルからのDNAの回収率が低いということがあるので、アガロースゲル電気泳動の場合は主にTAEが用いられてきました。ただ、最近の市販の回収キットは、TAE,TBEいずれからでも回収できるようになってきています。

TAETBE備考
回収率OΔ回収方法による。
価格OXTAE<TBE
泳動速度XO速度が遅い
⇒泳動時間長い
 ⇒温度上昇
緩衝能力ΔOTAE<TBE

価格

TAEの方が安価です。(数量によっては約40%) また、ストック溶液の濃度がTAEは50x, TBEは10xですから、TBEのボトルはかさばります。

泳動速度

TBEの方がイオン強度が高いため、早く流れます。TAEだと長時間流すことになるので、温度が上がってしまいます。特に泳動槽が小さい場合は注意が必要です。戻ってきたら湯気が上がっていた8-O、ということのないように・・・

また、蛍光ラベルされたプローブの場合は、温度上昇や温度上昇にともなうpHの低下が蛍光色素に悪影響を与えるかもしれません。

緩衝能力

TBEの方が緩衝能力があります。

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